
「自然由来原料」を前面に出し、女性消費者の間で信頼を築いてきたある韓国のコスメブランドが、「露出系配信」で人気を集めたインターネット動画配信者「果汁セヨン」(25)をモデルに起用し、批判を浴びている。
「Sidmool」のCM動画を公開した果汁セヨン
韓国のコスメブランド「Sidmool」は今月20日、オンライン公式コミュニティを通じて、「今回の化粧品セット構成の過程で、同社が目指してきた価値と顧客の信頼を裏切る不適切な判断があった」と明かした。
さらに、「この人物(果汁セヨン)が同社製品を愛用しているという感想を残し、直接連絡をしてきた」と述べ、「実際に使用した感想を基に他の人々にも体験してもらいたいという思いから、一回限りのセット構成の販売を進めることにした」と説明した。
そして、「顧客の貴重な意見を謙虚に受け止め、セット構成の販売を中止し、関連コンテンツを削除した」と述べ、ブランド価値に反する行動をした点について謝罪した。「同様の事態が再発しないよう、業務全般を細心の注意を払って点検・改善する」と強調した。
先日、果汁セヨンは自身のYouTubeチャンネルを通じてSidmoolのCMを公開した。その動画で彼女は、「マーケティングをほとんど行わないブランドだが、ファンと良い製品を共有したくて直接連絡し、PRを進めることになった」と述べた。
「女性を商品化したモデルを起用するのか」…ネットユーザーの批判
しかしCMの公開後、SNSやオンラインコミュニティ、ブランド公式コミュニティなどを中心に批判が殺到した。このブランドがこれまで有名モデルを起用するのではなく、「誠実で清潔なイメージ」と「製品力」で口コミを広げてきたため、露出をめぐって物議を醸した動画配信者を広告モデルに起用した点で反発が続いた。
ネットユーザーは「主な顧客層が女性なのに、女性の性的商品化に加担した動画配信者を起用するのか」、「モデルの事前調査もしていないのか」、「10年かけて築いたイメージが一瞬で崩れた」、「今後絶対に使わない」、「Sidmoolのサイトに10年以上前に会員登録したが退会してきた」などの反応を示した。
論争が拡大すると、コスメブランド側は問題となった企画セットの販売を中止し、謝罪コメントを掲載した。コスメブランド側は「(果汁セヨンについて)よく知らなければもっと調査し確認すべきだったが、そうできず深く反省している」とし、「(製品)開発以外の面にあまり注意を払えず、世の中の流れが見えていなかった。二度とこのような過ちを犯さないようにする」と頭を下げた。
