
韓国の映画館「MEGABOX」が是枝裕和監督の新作『箱の中の羊』の公開を前に「限定ムービーパッケージ」を発売する。
今月4日、韓国内の配給を担当する会社「メディアキャッスル」によると、MEGABOX限定のムービーパッケージは、国内で制作されたオリジナルパンフレットと専用鑑賞券(2枚)、一般招待券(1枚)をセットにし、映画の情感と美学を立体的に体験できるよう構成したのが特徴だ。
パッケージの目玉である日本語パンフレットは、映画のビジュアルコンセプトを忠実に再現したミニマルな表紙デザインとともに、是枝監督のインタビュー、主要キャスト紹介、作品スチール、制作ノートなど豊富な内容を収録した。今月10日の午後12時までMEGABOXのオンラインストアおよび映画館で販売される。
一方、『箱の中の羊』は今年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された是枝監督の新作だ。建築家夫婦の亡くなった子供の代わりとなる7歳設定のヒューマノイドの物語を描く。
タイトルはアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの童話『星の王子さま』で、王子が箱の中に羊がいると信じるシーンからインスピレーションを得ている。是枝監督はヒューマノイドの息子「翔(かける)」を単なる機械や代替物ではなく、関係性の中で学び、反応し、自身の存在を確立していく一個の存在として描き出した。
是枝監督は先日行われた記者会見で、「約2年前に中国で生成AIを使って故人を蘇らせるビジネスが流行していることを知り、その企業の代表者に会ってAIで再現された故人の映像や写真を実際に見たことが、この映画の着想につながった」と明かした。