
グループ「SEVENTEEN」は、アルバムと公演の境界を壊し、映画、ドラマ、バラエティ、自主制作コンテンツを網羅する独自の「コンテンツ生態系」を完成させつつある。年間数十本のオリジナルコンテンツを発信する彼らの姿は、まるでK-POPファンダムを狙った専門動画配信プラットフォームを彷彿とさせるという評価が出ている。
その中心には、緻密に設計された「ユニット体制」がある。ヒップホップチーム、パフォーマンスチーム、ボーカルチームなど、固有ユニット3つを基本軸に、BSS(HOSHI、SEUNGKWAN、DK)、JEONGHAN X WONWOO、HOSHI X WOOZI、S.COUPS X MINGYU、DK X SEUNGKWANが順次活動し、ファンに休むことなく新作を供給してきた。今月29日にはTHE 8とVERNONで構成された新ユニット「V8」が1stミニアルバムをリリースし、ユニットのラインナップをさらに拡張する。各ユニットはコンセプトとジャンルの面で互いに重ならないという点が競争力として挙げられる。正統K-POPボーカルデュオを標榜するDK X SEUNGKWAN、ファンタジー世界観を前面に押し出したJEONGHAN X WONWOO、特有の率直さと自然さを武器にしたS.COUPS X MINGYUがそれぞれ明確な色合いでファンダム内外の反応を引き出している。
メンバーの個人活動もグループのスペクトラムを広げるのに一役買っている。JOSHUAはスーパーボウルとゴールデングローブ賞に次々と招待され、グローバルな影響力を証明し、JUNは中国の大作映画『シャドウズ・エッジ』と『鏢人:風起大漠 -BLADES OF THE GUARDIANS-』に連続出演し、次世代アクションスターとしての地位を固めている。SEUNGKWANは「2025 MBC芸能大賞」受賞とともにウェブバラエティ『Boo Seungkwan’s Bibabu』を成功裏に導き、最年少のメンバーであるDINOは8月3日にソロプロジェクト「ピチョリン」で新たな挑戦に乗り出す。韓国の伝統的な情緒である「興」と「ポン(韓国のトロット調)」を現代的なサウンドで再解釈する異色のコンセプトで期待を集めている。
グループ独自の自主制作コンテンツも着実に成長を遂げている。2019年から続く大人気バラエティ『GOING SEVENTEEN』は、累計視聴回数15億回を突破した。今年は、これまでのエピソードを凝縮したスペシャル編集版『PIECE OF GOING』を通じて、再びファンの心に火をつけた。独自のファンミーティングブランド「SEVENTEEN in CARAT LAND」もさらに規模を拡大し、今月20日から21日までの2日間、仁川アシアド主競技場(インチョンアシアド主競技場)で開催される。昨年、仁川の文鶴主競技場(ムンハク主競技場)への初進出を果たしたのに続き、今回はさらなるステージへとアップグレードした。ファンミーティングでありながら、スタジアム級の圧倒的なスケール感を更新し続けている。
デビュー当初から「自主制作アイドル」と呼ばれてきたSEVENTEENは、メンバーの堅実な制作能力を基に団体、ユニット、個人の3つの軸を有機的に運営し、K-POPグループの新しい運営モデルを提示しているとの評価を受けている。