
俳優チョ・ジヌンが「少年犯」論争で引退を宣言した中、彼が出演したドラマ『二番目のシグナル』制作陣が立場を明らかにした。
19日、tvN 『シグナル』シーズン2 制作陣は公式声明で「『二番目のシグナル』は(前作放送後)10年も待ってくださった視聴者の皆様への思いを込めて2026年の夏公開を目指して心血を注いで準備してきた作品」であり、「企画から制作に至るまで多くのスタッフと俳優、関係者が共に作り上げた作品」だと説明した。
続けて「『シグナル』が持つ価値を守るため、多少時間がかかっても作品と視聴者の皆様のための最適な方法を見出すべく全力を尽くす」と述べた。
ただし「我々も視聴者の皆様の失望と懸念に深く共感し、重く悲痛な思い」だと付け加えた。
今回の声明は、5日にチョ・ジヌンが少年時代に犯罪を犯し少年保護処分を受けたという疑惑が提起されてから約2週間後に出された。
『二番目のシグナル』は、前作シーズン1が大きな人気を博し来年の最大の期待作と目されていた。しかし主演チョ・ジヌンが少年犯論争の末に引退を宣言したことで公開の可否が不透明になっていた。
一時期『二番目のシグナル』の放送中止まで予想される状況だったが、このような声明は時期を遅らせても今後の公開の可能性を残すという意味で解釈できる。
一方、チョ・ジヌンは5日、高校時代に少年保護処分を受け少年院に送致された事実が明らかになった。これに加え成人後も暴行と飲酒運転で処罰されたという疑惑が提起された。
当初所属事務所側は「一部確認された事実に基づくもので、30年以上前の出来事の経緯を完全に把握するのは難しく、関連法的手続きもすでに終了しているため限界がある。性暴力に関する行為とは無関係だ」との立場を示した。
しかしその後、チョ・ジヌンは「僕の過去の不名誉な行為により、僕を信じて応援してくださったすべての方々に失望を与えたことを深くお詫びする」と述べ、「すべての活動を中止し、俳優の道に終止符を打つ」と引退を宣言した。