
タレントのイ・ギョンギュが、最近経験した「薬物運転」騒動後の心境について率直に語った。
10月15日に放送されたtvN STORY『残して何になる』では、イ・ヨンジャ、キム・スク、パク・セリがイ・ギョンギュを訪ね、美味しい食事でもてなす様子が放送された。
この日、後輩たちはイ・ギョンギュの美談について語り合い、過去に放送された『良心の冷蔵庫』にも触れた。しかし、美談が乏しかったため、イ・ヨンジャは「美談がほとんどなかったので持ち出した」と正直に語った。
これに対し、イ・ギョンギュは「僕に話すべきことがどれだけあると思う? 薬物運転だよ」と、自ら騒動に触れた。
続いて彼は「生きていく中で、時には死を考えることもあるんだと感じた」と述べ、「非常に深刻な出来事だった。今は時間が経って落ち着いたが、トラウマは想像以上に長く続いた」と打ち明けた。
イ・ヨンジャが涙を見せると、イ・ギョンギュは「普段、『交番を避けると警察署に行くことになる』なんて冗談をよく言っていた」と語り、「僕は交番にも行き、警察署にも行ったし、警察署に出頭する場面もメディアに露出された人間だ」と自嘲して場を和ませた。
過去に、ある後輩が「先輩も悪質コメントを見ると辛いですか?」と尋ねた際、イ・ギョンギュは「大半の人は思ったほど他人に関心を持たないので、あまり気にしない方がいい」と答えていた。しかし、自身が悪質なコメントを経験してみるとそうではなかったと述べ、「世界中の人々が僕だけを見ているような感覚に襲われた」と当時の心境を語った。
雰囲気が重くなると、イ・ギョンギュは「あの時、僕は本当に多くの番組に出演していた」と述べ、「あるニュースチャンネルにはすべて取り上げられていた。週に20本もの番組をこなしていた」と冗談交じりに笑いを誘った。
今年6月、イ・ギョンギュはソウル江南区(カンナム区)にある室内ゴルフ練習場で、自身の車と同型の他人の車を運転し自社に向かったところ、車両窃盗の疑いで通報された。警察によれば、駐車場管理員が車を混同してイ・ギョンギュに誤って渡したとのことだ。
出動した警察は飲酒検査を実施し陰性と判定されたが、薬物簡易検査で陽性反応が出た。その後、国立科学捜査研究院も陽性結果を警察に伝えたと報じられた。
その後、警察の取り調べを受けたイ・ギョンギュは「パニック障害の薬を服用して体調が悪い時は運転してはいけないと認識していなかった」と述べ、「今後は、服用中の薬にその種のものが含まれている場合、運転は控えるべきだと思う」と強調した。
所属事務所も「イ・ギョンギュは事故当日、普段服用しているパニック障害の薬と風邪薬を飲んだ上で病院に向かう途中で発生した出来事だったが、もっと慎重に対処すべき問題だったと認識している」と述べ、「イ・ギョンギュも二度とこのような事態が起こらないよう、薬の服用後の運転には十分に注意し、深く反省している」と謝罪した。