尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)夫人が10日、中央アジア3カ国を訪問する途中でエコバッグを持っている姿が捉えられ、話題となっている。
11日、政界によると、尹統領と夫人は前日、トルクメニスタン・カザフスタン・ウズベキスタンなど、中央アジア3カ国の国賓訪問のために、トルクメニスタンへ出国した。これは昨年12月のオランダ訪問以来、6ヶ月ぶりのことである。
尹大統領夫妻は、前日の午前、京畿道城南(ソンナム)のソウル空港から大統領専用機である空軍1号機で出発した。尹大統領は深い紺色のスーツに淡い灰色のネクタイを着用した。
夫人は、明るいベージュ色のセットアップにバイバイ・プラスチック バッグ(Bye Bye Plastic Bags)という文言と犬の絵が描かれた白いエコバッグを持っていた。
この日、オンラインコミュニティなどには、エコバッグを持ち、訪問に出た夫人の姿の写真が多く共有された。一部のネットユーザーは、「大統領夫人が国民権益委員会の決定を意識して、エコバッグを強調しようとする意図があるのではないか」と批判している。
一部のネットユーザーたちは、「高級バッグの受け取り疑惑で、国を巻き込む大混乱の中、真実の追求はせずエコバッグを持つことで、問題がなかったことになるのか」「国内デザイナーのバッグでよかったのに、スーツにエコバッグを持って出てくると、より胡散臭い」「真意が全く感じられない」「ディオールバッグは、どこに隠しエコバッグを持ったのか」などの反応を示した。
一方、チョン・スンユン権益委副委員長は前日、夫人の高級バッグ受け取り疑惑についてのブリーフィングで、「権益委全員会議で議論し、投票した結果、公職者の配偶者に対する制裁規定がないため、夫人に対する告発事件を終結することに決定した」と明かした。公職者である尹大統領と、高級バッグを渡したチェ・ジェヨン牧師についても、「職務関連性の有無と大統領記録物であるかどうかを議論した結果、やはり終結決定した」と語った。