
中国で生理用品の事業を立ち上げたアイドルグループEXOの元メンバー、黄子韜がオンライン販売開始から30分で300万ドル(約4億3,233万234円)を売り上げたと報じられた。
今月28日(現地時間)、海外メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」の報道によると、黄子韜は今月18日に自社の生理用品工場からライブ配信を行った。生理用ナプキン62枚入り1箱を49.8元(約998円)で販売し、配信開始から30分で45万箱が売れた。売上は2,250万元(約4億5,108万6,386円)に達したという。
先月11日にも黄子韜はライブ配信を通じて体験用の生理用ナプキン4万9,500箱を1箱当たり0.01元(約0円)で販売し、この数量は1分で完売したという。購入者たちはSNSで「通気性が良くて軽い」、「吸収力が優れている」など、好意的な使用感想を投稿している。
黄子韜が生理用品事業に参入したのは、今年3月に中国で使用済み生理用ナプキンが不当に高い価格で再包装され販売されていた事実が明らかになったことがきっかけだ。彼は当時「本当に許せない。企業が利益のために女性の健康を犠牲にすることは断じて容認できない」と述べ、「生理用品の工場を設立し、24時間生産過程を生中継する」と宣言していた。
黄子韜の公約通り、工場は完全自動化された生産ライン3本を稼働させ、1分間で計3,600個の生理用ナプキンを生産している。サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、パッケージには消費者が全生産工程をリアルタイムで確認できるQRコードが付けられているという。
2015年にEXOを脱退して中国に戻った黄子韜は、亡くなった父から約30億ドル(約4,322億8,718万3,793円)の遺産を相続したとされる。その後、エンターテインメント事業や建設、飲食業界にも進出し、事業を拡大し続けている。