
元彼が顔の前でおならをした後、7年間も副鼻腔炎に悩まされていると主張する女性が現れた。
海外メディア「ザ・サン」の報道によると、クリスティン・コーネル氏は膝の手術後の回復期にホテルのベッドで横になっていたという。当時、彼女の元彼は服を着替えながら隣のベッドに入ろうとしていた。その瞬間、彼がコーネル氏の顔の前でおならをした。その降、副鼻腔炎の症状に悩まされるようになったというのが彼女の主張だ。
その後、コーネル氏は慢性的な鼻づまり、顔面の痛み、緑色の鼻水、発熱など重度の副鼻腔炎の症状に苦しんでいるという。複数回のCT検査や精密検査を受け、4人の耳鼻咽喉科の専門医を含む多くの医療スタッフが彼女を診察したが、原因の特定には至らなかった。
その過程で、彼女の鼻腔から採取した細菌培養検査で大腸菌が検出された。大腸菌は通常、人間の腸内に存在する細菌で、大半は無害だが、一部の菌株は胃腸炎や尿路感染症を引き起こす可能性がある。
コーネル氏は「手術直後で免疫力が低下しており、動けない状態で悪臭を強制的に吸い込むしかなかった」と述べ、当時の状況を「人生最悪の臭いだった」と表現した。ただし、この出来事は元彼の意図的な行為ではなかったとも付け加えた。「彼は単に服を脱いでベッドに入ろうとしていただけで、偶然私の顔の方向におならが出ただけだった」と語った。
免疫力低下の状況で感染の可能性
イギリスの内科専門医であるフランクリン・ジョセフ教授は、このケースについて「科学的に非常に稀なケースだ」と指摘した。「おなら自体は大腸菌を空気中に運ぶことはない。大腸菌は接触や摂取を通じて伝播し、単に臭いを嗅ぐだけでは感染しない」と説明した。
さらに「免疫力が低下している、もしくは手指の衛生が不十分な状態で、鼻腔に直接接触したり汚染された物が触れたりした場合、感染の可能性がある」とし、「このケースにおけるおならの大腸菌が実際の感染源でない可能性もある」と付け加えた。