韓国のモダン・ベーシック・カジュアルウェアブランド、ムシンサ・スタンダードが、韓国を訪れた外国人観光客に「Kファッション」を体験するショッピングの聖地として注目されている。ムシンサ・スタンダードの明洞店(ミョンドン店)は、全体の売上の半分を外国人が占め、弘大店(ホンデ店)ではこの1年でグローバル顧客の売上が67%増加したことを明らかにした。
5日、韓国のファッションサイト「ムシンサ」によると、韓国でだけ体験できる同社が展開するブランド「ムシンサ・スタンダード」への外国人の関心が高まっている。これにより、ムシンサ・スタンダードが運営する実店舗は、最近韓国を訪れた海外観光客たちが「Kファッション」を体験できる場所として、人気が高まっている。外国人が韓国を訪れる際に、よく訪れる名所に位置するムシンサ・スタンダードの実店舗が「絶対に外せないショッピングコース」として話題を集め、SNSで注目されているということだ。
昨年3月にオープンしたムシンサ・スタンダードの実店舗、明洞店の外国人顧客による売上比率を分析した結果、5月時点で45%となった。これは月間オフライン売上総額から外国人観光客の「免税(付加価値税免除)」購入金額を除いたものだ。明洞店では、オープン直後の3月に30.7%だった外国人売上比率が持続的に増加した。
明洞と共に、弘大、聖水などソウルの他の人気商圏に位置する実店舗でも、外国人顧客の比率が最近は、増加傾向にある。ムシンサ・スタンダード・弘大店の昨年5月の外国人売上比率は、29.1%と集計された。弘大店の外国人売上比率は、明洞店に次ぐ高いレベルで、昨年5月の弘大店の免税売上は、前年同期比で約67%増加した。
昨年11月にソウルの聖水洞(ソンスドン)、 演武場(ヨンムジャン)キルにオープンした、ムシンサ・スタンダードの聖水店でも、全体の売上から外国人顧客が占める割合が持続的に上昇している。昨年1月には11.1%だったグローバル顧客の比率が、3月には20.3%、5月には28.8%まで上昇した。
グローバル顧客による購入金額を国籍別に分類すると、中国(18.4%)、台湾(15.7%)、アメリカ(12.4%)、シンガポール(12%)、日本(9.4%)の上位5カ国で約67.8%を占めている。韓国を訪れムシンサ・スタンダードの実店舗に足を運んだグローバル顧客のパスポート基準の国数は73カ国と分析された。
ムシンサ・スタンダードの実店舗を訪れた外国人顧客たちは、主にトレンディなデザインと適正な品質に合理的な価格、スッキリとしたモダンなインテリアなどを高く評価した。
ムシンサ・スタンダードの関係者は「韓国ファッションに対する海外消費者の関心が高まり、自然と国内でしか体験できないブランドとしてムシンサ・スタンダードが注目を集めている」とし、「国籍や世代を問わず、ベーシックカジュアルファッションを好む顧客たちに愛されるブランドになるため、引き続き良い製品を提供する予定だ」と話した。