2024年 11月 25日 (月曜日)
13.8 C
Tokyo

Tag: 知的障害

「ゲーム」感覚で殺人を犯す若者たち…じゃんけんに負け海に突き落とされた知的障害もつ18歳の悲劇

写真=Gettyimagesbank [ファイナンシャルニュース]韓国で「ジャンケン」に負けたことを口実に知的障害を持つ10代の学生を海に突き落として死なせた未成年者を含む犯人3人が裁判におくられた。 23日、光州(クァンジュ)地検・木浦(モッポ)支庁は、20代の無職Aと16歳の男子高校生Bを殺人容疑で拘束起訴し、14歳の女子中学生Cを殺人ほう助の疑いで在宅起訴したと明らかにした。 AとBの二人は、2月1日午後11時24分頃、全羅南道木浦市(チョルラナム道モッポ市)の木浦北港の船着場で特別支援学校に通う知的障害をもつ18歳のD君を海に突き落として死なせた容疑を受けている。 捜査の結果、彼らは普段から知り合いだったD君を一緒に釣りをしようと誘って船着場で待ち合わせした。AとBは負けた人が海に飛び込むという条件でD君とジャンケンをしたが、二人はD君が知的障害の影響により、予想可能なパターンしかジャンケンの手を選択できない点を利用し、彼らにとって絶対に負けない「ゲーム」を行った。 二人はジャンケンで負けたD君に海に飛び込むことを強要した。恐怖におののいたD君はこれを拒否したが、彼らはD君が逃げられないようにした後、無理やり海に突き落としたと伝えられている 当時、Cはこの様子を携帯電話で撮影し、逃げようとする被害者を阻止するなど、犯行をほう助したとみられている。 事故後、BとCは目撃者がいない状況を利用して、事故の目撃者であったかのように振る舞い、冗談を言い合ったり、いたずらをし合ったりしていたら、Aのミスで事故が起きたという趣旨の虚偽の供述をした。 しかし、検察が携帯電話を押収して操作した結果、フォレンジック、防犯カメラの分析等により彼らの犯行は露見した。 検察関係者は「被害の大きさと厳罰を求める遺族の意向を尊重し、少年犯罪ではあるが拘束起訴した」とし、「罪状にふさわしい厳正な判決が行われるように最善を尽くす」と述べた。