2024年 11月 21日 (木曜日)
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観光客に警戒呼びかけ、日本で劇症型溶血性レンサ球菌感染症が急増中

日本を訪問する韓国人観光客が、引き続き増加しているなか致死率が30%以上、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の国内患者数が、今年も急増している。 11日、NHKなど報道機関によると、日本の国立感染症研究所は今年に入って6月2日まで、STSS患者発生報告件数(速報値)が977人で、昨年同時期の2.8倍に増えたことを発表した。 これは、歴代最多だった昨年の年間941人を既に上回る水準で、現行方式で集計を開始した1999年以降最多となる。 STSSは、A群溶血性連鎖球菌に感染し、壊死性筋膜炎や多発性器官不全などと重症化し、急速に悪化することで高い致死率を示す疾患である。 通常、A群溶血性連鎖球菌に感染すると、大半は軽い呼吸器症状が出て回復するが、STSSに進行すると、高齢者の場合、48時間以内に死亡するケースが出てくるなど、高い致死率に至る。 東京女子医科大学の菊地健教授は、「ここまで患者が増えるのは、今までになかったことが起きているという危機感がある」とNHKの取材に対して話した。 武見敬三厚生労働相は、「STSSは、日本だけでなく諸外国でも増加傾向にある。基本的な感染防止対策を実施してほしい」と述べた。 一方、日本を訪れる韓国人観光客の数は、増え続けている。 日本政府観光局(JNTO)によると、今年1〜4月に日本を訪れた外国人観光客は1160万6000人で、このうち韓国人が299万9800人と集計され、国別順位で1位を記録した。 韓国の国土交通部が管理する、航空情報ポータルシステムによると、今年の4月、日本を訪問した韓国人旅行者は587,532人で、昨年同期の408,090人とり46.6%増加した。これは、コロナ禍直前の2019年11月の386,172人よりも多い数値である。 日本政府の予測では、今年日本を訪れる韓国人観光客は1000万人に達すると見込みで、過去最大規模である。