
京畿道(キョンギド)楊州市(ヤンジュシ)で、運営していたテコンドー道場で5歳の男児を虐待して死亡させた30代の館長A氏に、一審で懲役30年の判決が下された。
10日、議政府(ウィジョンブ)地裁第11刑事部(オ・チャンソプ部長裁判官)は、「児童虐待致死」などの容疑で館長A氏に懲役30年を言い渡した。
裁判所は「被告は被害児童に対し虐待行為を繰り返し、放置して最終的に死亡させた」とし、「犯行後、防犯カメラの映像を削除し、指導員に虚偽の供述を強要するなど証拠隠滅を図った」と判示した。
A氏は昨年7月12日午後7時頃、楊州市(ヤンジュシ)徳溪洞(トッケドン)にある自身が経営するテコンドー道場でB君(5)をマットの中に逆さまに入れ、約27分間呼吸ができない状態にし、11日後に死亡させた容疑を受けている。
当時、B君は「出して」と叫んでいたが、A氏はB君をそのまま放置していたことが警察の捜査で明らかになった。
検察は先月20日の結審公判でA氏に無期懲役を求刑していた。