
中国は、グローバル市場で半導体や人工知能(AI)に加え、高品質なゲームを武器にゲーム産業での影響力拡大を図っている。
25日、グローバルPCゲームプラットフォーム「Steam」の独自統計によると、中国の大手ゲーム会社NetEaseが昨年12月にリリースした「マーベル・ライバルズ」の前日の最大同時接続者数は36万人を記録し、Steam内で4位となった。
「マーベル・ライバルズ」は、キャプテン・アメリカやアイアンマンなど、マーベル・コミックスのキャラクターを基にNetEaseが開発した対戦型シューティングゲームだ。高い完成度を武器に、SteamはもちろんPlayStationやXboxのプラットフォームでも人気ゲームの地位を確立した。
また、中国最大手のゲーム会社Tencentの子会社が開発・配信する「デルタフォース」も最近、モガディシュの戦闘を題材にした「ブラックホーク・ダウン」キャンペーンをリリースし、同時接続者数が急増。前日の最大同時接続者数は、13万人に達した。
中国企業がアメリカを象徴するマーベル・コミックスや米軍の精鋭特殊部隊デルタフォースを題材としたゲームを制作し、成功を収めたことになる。
モバイルゲーム市場でも、中国ゲームの存在感が増している。
これまで国内アプリマーケットで売上ランキング1位を独占していたNCソフトの「リネージュM」は最近、中国のゲーム「ラストウォー:サバイバル」や「ホワイトアウト・サバイバル」に2位の座を譲った。
先週には、別の中国ゲーム「インフェルノ・ナイン」が3位まで上昇し、「リネージュM」が4位に後退した。