
Netflixオリジナルシリーズ『鉄槌教師』が世界的な大ヒットを記録する中、主演俳優キム・ムヨルの過去の兵役免除を巡る騒動と、自ら志願して入隊した経緯に、再びスポットライトが当たっている。彼は生計維持が困難だとして兵役免除を受けていたが、収入状況が明らかになると疑惑が浮上。その後、現役で入隊し、満期除隊した。
キム・ムヨルは2010年に生計維持が困難だとして兵役免除判定を受けた。しかし韓国・監査院の調査でその期間に芸能活動で約3億ウォン(約3,158万5,000円)の収入を上げた事実が明らかになり、兵役逃れ疑惑が持ち上がった。
監査の過程では、兵務庁担当者による業務上の処理ミスも併せて指摘された。一連の騒動を受けて、キム・ムヨルは「犯していない過ちを認めるのではなく、これ以上誤解をされたくない」との強い意志を明かし、2012年10月に自ら入隊した。
彼は2014年7月8日江原道麟蹄郡(カンウォン道インジェ郡)にある第12歩兵師団乙支部隊で21か月の服務を終え、満期除隊した。
所属事務所は「キム・ムヨルが兵役逃れ目的で免除を受けたのではなく、厳しい家庭環境の中で家族の生計を担っていた状況だった」と釈明した。
続けて「キム・ムヨルの父親は2002年に脳出血で倒れ、弟は軍務中だった。事実上の大黒柱だった彼は弟が除隊するまで入隊が難しい状況だった」と説明した。
過去、韓国のテレビ局SBSの芸能ニュース番組『一夜のTV芸能』ではキム・ムヨルが2003年から2009年まで過ごしていた家が公開された。当時、彼は保証金200万ウォン(約21万1,000円)、家賃20万ウォン(約2万1,000円)の、バラック小屋のような家で暮らし、見かねた知人たちが米や油を差し入れして、彼の暮らしを支えていたという。
所属事務所側は「キム・ムヨルと母親の収入は不定期に発生していたが、父親の借金を清算するためにまず使われた」とし、「キム・ムヨルと母親はアルバイトなどを通じて継続的な生計維持活動を行ってきた」と明かした。
一方、キム・ムヨルが主演を務める『鉄槌教師』は、今月5日の配信開始からわずか3日間で640万回の視聴回数(総視聴時間を作品の総ランニングタイムで割った値)を記録し、Netflixの「グローバルトップ10(非英語圏TV番組部門)」で堂々の1位に躍り出た。