2026年 07月 12日 (日曜日)
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是枝裕和監督が「この子だ」と直感…10歳新人子役が『箱の中の羊』で見せたヒューマノイド演技の衝撃

引用:メディアキャッスル、NEW
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引用:Kazuko WAKAYAMA
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2004年の映画『誰も知らない』で長男「明」役を務めた俳優・柳楽優弥(当時14歳)にカンヌ国際映画祭史上、最年少主演男優賞をもたらすなど、同映画祭の「常連」として世界に名を馳せる是枝裕和監督が今回は映画『箱の中の羊』の主人公である10歳の新星、桒木里夢と共に韓国を訪問した。

ヒューマノイドロボットを演じた10歳の少年

今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された『箱の中の羊』は、亡くなった息子の記憶とデータを基に作られたヒューマノイドを家族として受け入れた夫婦の物語を描いた作品だ。是枝監督が『万引き家族』以来8年ぶりに直接執筆した脚本で、これまで扱ってきた「家族」と「喪失」のテーマに人工知能(AI)とヒューマノイドという未来的な素材を組み合わせた。
作品の中で息子を失った夫婦の家に養子として迎えられたヒューマノイドロボット「カケル」役を務めた桒木を、今月5日にソウル市江南区(カンナム区)にある配給会社「NEW」のオフィスで取材した。インタビューが行われた15分間、彼はやや緊張した様子で手で服の裾をいじりながらも、回答する時は10歳らしい無邪気さと賢さを同時に見せた。
大画面に映った自分の演技を見た感想を尋ねると、桒木は「演技している時は気づかなかったけど、画面で見ると『あれは誰?僕だ』と思った。自分がかわいくてかっこいいと感じた」と笑顔を見せた。
人間ではないロボットを演じることは成人俳優にとっても簡単な挑戦ではない。撮影中にどんなことを考えながら演技したのかという質問に、彼は「監督から特別な指示はなくて、『君らしくやれ』と言われた。『とりあえずやってみよう』という感じで演技した。ただし、技術的にロボットの感じを出すために目を瞬きしない程度の努力はした」と演技の秘訣を明かした。
共演した是枝監督については「最初はそんなにすごい方だとは思わなかった」と言い、「実際に一緒に仕事をしてみると、本当に優しくて細やかに気を使ってくれた」と感謝の気持ちを表した。
演技への情熱が垣間見えた。「母が『これを一度やってみなさい』と勧めてくれたので、映画の演技をぜひやってみたかった」と桒木は「実際にやってみると演技が本当に楽しい」と目を輝かせた。続けて「オーディションに本当に合格したくて全力で練習した。夜12時になるまで寝ずに練習に没頭した」と並外れた準備過程を語った。

是枝監督「第一印象でカケル役に起用…ニュアンスを変える演技に感嘆」

激しい努力の末に合格の知らせを聞いた時、家族の反応は涙の海だった。桒木は「母はすごく泣き虫だ。映画で僕がたった1秒だけ出ても泣いてしまう。父も少し泣いたと言っていた」と明かした。そして「僕の合格の知らせを聞いて普段あまり泣かない姉まで意外にも涙を流した。実際、合格の知らせを聞いたときはとても嬉しかったが、正直何が何だかわからず呆然としていた」と当時を振り返った。「デビュー作でカンヌ国際映画祭を訪れた後、何か変化はあったか」という質問に対し、桒木は「特に変わったことはない」と言いながらも、家族の物語を扱った作品の影響か「この映画を見てから、家族にもっと甘えたくなった」と微笑んだ。一方、是枝監督は今月4日に行われた記者会見後の懇談会で子役の起用について「普段から直感で決めることが多いが、桒木は初めて見た瞬間から『この子だ』という確信があった」と語った。オーディションを重ね、スタッフの合意を経て選ばれた桒木は「演技する際にニュアンスを変えて演技する能力を示し、子役とは思えないほどだ」と是枝監督の感嘆を引き出した。

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