
Disney+のシリーズ『ザ・ビューティー 美の代償』が公開され話題を呼んでいる中、アメリカのTVプロデューサーで脚本家・演出家でもあるライアン・マーフィーが作品を通じて伝えたかったメッセージを明かした。
今月4日、Disney+によると、『ザ・ビューティー 美の代償』は完璧な美しさを提供する致命的な「ビューティーウイルス」の実体を追うFBI捜査官と、それを生み出した億万長者を巡る人間の欲望を描いた官能的サスペンスドラマだ。「ビューティー注射」1回で理想的な外見を手に入れられる世界を背景に、その裏に隠された恐ろしい副作用と欲望の破滅を強烈な物語で描き出す。
「オゼンピック文化」への問題意識
「オゼンピック文化」とは、医学的な必要性を超え、注射1回で体、外見、人生が変わると信じるようになった時代の文化だ。元々糖尿病治療薬だったオゼンピックが体重減少・外見管理の象徴のように消費されることで形成された現代的社会・文化現象を指す。
マーフィーは今回の作品について「『オゼンピック文化』への問題意識を込めた物語」と説明した。彼は「たった1回の注射で良くなり、人生のすべての問題が解決されるように感じられる時代となった」とし、「外見改善と変化に執着する文化と社会が強いる『完璧さ』への強迫観念を照らし出したかった」と述べた。続けて「『ザ・ビューティー 美の代償』がこの時代を生きる人々に不快だが避けられない質問を投げかける作品になることを願っている」と付け加えた。
視聴者の反応も続いている。「外見が権力になる世界でどこまで壊れられるかを見せている」、「展開が興味深い」、「外見への過度な執着を振り返らせる」などの評価が寄せられた。
有名人のカメオ出演からイザベラ・ロッセリーニなど豪華なキャスト
『ザ・ビューティー 美の代償』は豪華なキャストを誇る。オープニングにはスーパーモデルであるベラ・ハディッドが劇中のスーパーモデル「ルビー」役で登場し、強烈な印象を残す。赤いレザー衣装を着てランウェイを歩いていたルビーは制御不能の状態に陥り、都市を横断する疾走と警察との対峙の末に衝撃的な結末を迎える。
この他にもスーパーモデルのアメリア・グレイ・ハムリン、「ベッカム夫妻の長男の妻」ニコラ・ペルツ・ベッカムをはじめ、マーベル・テレビジョンのシリーズで「キングピン」役として知られるヴィンセント・ドノフリオ、『ライオン・キング』シリーズで「ティモン」の声を担当したビリー・アイクナー、ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』のベン・プラット、グローバルシンガーソングライターのメーガン・トレイナーなどがカメオ出演した。
ロベルト・ロッセリーニ監督とハリウッドの伝説イングリッド・バーグマンの娘、イザベラ・ロッセリーニは正体不明の億万長者「コーポレーション」の妻役で登場し、劇に重みを加える。
このように『ザ・ビューティー 美の代償』のカメオ出演者は単なる話題性を超え、ハイファッションとエンターテインメント産業の中で権力と欲望が交差する世界を象徴的に表現している。
