
数百億ウォン(数十億円)を寄付する一方、現在も賃貸住宅で暮らしている歌手キム・ジャンフンが、寄付に対する自身の信念を語った。
8日放送のMBNバラエティー番組『本音打ち明けショー トンチミ』にキム・ジャンフンが出演し、寄付に対する考えを明かした。
この日、コメディアンのイ・ホンリョルは「芸能人は最後に家が一軒残れば、成功した人生だという話がある」と述べ、「キム・ジャンフンを見ていると、お金を稼いで寄付するのはいいが、『もうすぐ70歳なのだから、自分の家を一軒くらい持っていた方がいいのではないか』と心配になる」と語った。
これに対し、キム・ジャンフンは「もし家族や子どもがいたら、そうだったかもしれないが、私は自由に生きる人間だ」と答え、「だから、同じ場所に25年も住み続けたいとは思わない」と話した。
さらに、「私が株もやらず、建物も買わないのは、それで幸せになれるとは思わないからだ」とし、「自分の力で変えられないものに執着するのが嫌いだ」と述べた。
続けて、「私の寄付を特別なものと考える必要がないのは、自分がやりたいことを全部やりながら寄付しているからだ」と説明した。「その気になれば1年で家を買える。でも、家が必要なわけでもないし、家があるからといって幸せになれるわけでもない」と語った。
キム・ジャンフンは寄付を始めたきっかけについて、「1998年5月、歌手として成功し、初めてコンサートを開いた時、ふと『私はどうして歌手としてここまで成功できたのだろう』と思った。同時に、『人気がなくなったらどうしよう』という不安も浮かんだ」と振り返った。
そして、「『ファンがいなければ、私は何者でもない』と思い、自分が生活するのに必要な分を除き、残りはすべて返そうと考えた。そうすれば、長く歌い続けられるのではないかと思ったからだ」と明かした。
さらに、「崇高な意味で寄付を始めたわけではない」としたうえで、「観客の目を見ながら、自分にはもったいないほどの愛をもらっていると感じた。寄付したことについては後悔していない」と語った。
これを受け、俳優のコン・ヒョンジンは「この人(キム・ジャンフン)の価値は、別のところにある。何かを期待してやっているわけではない」と述べた。
一方、キム・ジャンフンは過去にJTBC『ニュースルーム』のインタビューで、「累計寄付額は200億ウォン(約22億5,000万円)程度だ」と明かし、話題を集めた。