
歌手イ・スンファンが漫画家ユン・ソインを相手に5,000万ウォン(約525万5,000円)の損害賠償訴訟を起こした。
イ・スンファンの訴訟を代理する法務法人「ヘマル」は今月8日、「イ・スンファンがユン・ソインを相手に侮辱的な表現に対する損害賠償訴訟の訴状をソウル中央地方裁判所に提出した」と明かした。侮辱的な表現の不法行為に対する慰謝料として請求した金額は5,000万ウォンだという。
先月29日、イ・スンファンは自身のSNSアカウントを通じて期日前投票の認証写真とともに「一年に数回しか見ないソウル市の新名物より、一年中安全なソウル市を望む」という内容の投稿をした。
これに対しユン・ソインは同日、自身のSNSアカウントを通じて「生涯家庭も築けず離婚し、政治的妄想にとらわれた扇動家の人生。還暦の年齢なのにまだおかしなことを言って生きている。悲しい」とイ・スンファンの投稿内容を批判した。
これについてヘマルは、「表現の自由の範囲を超える侮辱的で軽蔑的な人格攻撃にあたり、特に表現の全体の文脈と関係のないプライベートに対する侮辱であり軽蔑的な表現だ」と主張した。そして、「その表現方法も不特定多数が閲覧可能な形で投稿されたため、違法性が大きい」と述べた。
ヘマルは、ユン・ソインが自身に対する法的措置を進めるとしたイ・スンファンの投稿に対応して「謝罪文」と題して投稿した内容も問題視した。
ユン・ソインはその投稿で「生涯家庭も築けず」という表現について「非常に有名な歌手で広く知られた事実だが、あえて事実をさらに言及した点は申し訳ない」としながらも、俳優キム・ヨンゴンに言及した。
その他の表現についても「侮辱なのか事実摘示による名誉毀損なのかよく分からないが、とにかく申し訳ない。謝罪する」などの釈明を行った。
ヘマルは「『謝罪文』を装った侮辱的表現を再度投稿した」とし、「このように継続的な侮辱行為は慰謝料の算定に考慮されるだろう」と述べた。
刑事告訴ではなく民事訴訟を選んだ理由について、イ・スンファンは「表現の自由を尊重するが、無差別的で無制限な侮辱が我々の社会の公論の場を萎縮させていると判断する」とし、「したがって、ユン・ソインの侮辱のように明らかに軽蔑を目的とした侮辱行為は『違法』であることを確認するために訴訟を提起した」と説明した。
イ・スンファンは今月5日、独立運動家を侮辱する論争などが浮上したユン・ソインによる過去の投稿を自身のSNSアカウントに掲載し、「添付された画像のような不謹慎で暴力的な投稿を体系的に記録、収集、管理できるよう、ファン・ヒドゥ(盧武鉉財団理事)氏の『サイバークラフト』を継続的に支援する」と明らかにした。
一方、ユン・ソインは同日、自身のSNSアカウントを通じてイ・スンファンの損害賠償訴訟に言及し、「本当に大変だ。僕には5,000万ウォンがない。株を売らなければならないのか。5000万ウォン借りに行く」といった反応を示した。