
グループ「SHINee」のキーが「注射おばさん」に診療を受けた事実を認めて謝罪した中、彼の過去の発言が再び注目され、ファンに失望を与えた。
今月17日、オンラインコミュニティにはキーが今年9月、あるYouTubeコンテンツで行った発言が再び話題となった。
当時キーは「僕が考えるアイドルとはどんな基準もない。守るべきことを守り、失望だけは与えないことだ。新聞の社会面に記事が載せられてはいけない。良いことでのみ社会面に記事が出るべきだ」と述べた。
続けて「僕も人間なので潔白に生きられないこともある。だからそういうことに巻き込まれないよう最大限気をつけて生きようとしている」と付け加えた。
キーは自身が発した信念とは裏腹に、今回の「注射おばさん」騒動に巻き込まれ、ファンを失望させた。
キーは今月6日、お笑い芸人パク・ナレの疑惑にも登場する「注射おばさん」と10年以上の親交があったという疑惑に巻き込まれた。キーのファンとMBCバラエティ『私は1人で暮らす〜シングルのハッピーライフ〜』のファンダムはキーに釈明を求めたが、キーと所属事務所「SMエンターテインメント」は10日間以上沈黙を貫いた。
公式コメントは疑惑が提起されてから11日後に出された。所属事務所は今月17日「キーが知人のおすすめで訪れた江南(カンナム)区の病院でA(注射おばさん)と初めて会った」とし、「最近、病院への訪問が難しい状況でキーの自宅で数回診療を受けたことがある」と明らかにした。
続けて「キーがAを医者だと思っていたため、自宅で診療を受けることが問題になるとは思わなかった」とし、「最近、Aが医者でないという事実を初めて知り、非常に混乱しており、自身の無知について深く反省している」と伝えた。
キーも同日、自身のSNSアカウントを通じて「僕も新たに知った事実に混乱し、驚いているため、もっと早くコメントを整理し、今後の対応を早急に明らかにできなかったことを謝罪する」と述べた。
さらに「自分はこうした事態とは無縁だと自負していたが、その考えがかえって周囲の状況を適切に把握できなくさせたようで、僕のことを信じて応援してくれた多くの方々に非常に申し訳なく、恥ずかしい気持ちだ」と付け加えた。
しかしキーが今月15日までアメリカでソロコンサートツアーを行い、現地ファンサイン会にも参加していた事実が明らかになり、謝罪文の真剣さまで疑問視されている。さらにキーの母親が大学病院の看護師だったにもかかわらず、無免許医療行為を知らなかったというのはおかしいという声も上がっている。
キーはこの騒動により、レギュラー出演中の番組や出演予定の番組からすべて降板した。
