
俳優ユ・アイン(38歳)と共に覚醒剤を使用した後、捜査を逃れて海外に逃亡したYouTubeクリエイターが、1年7ヶ月ぶりに逮捕され、控訴審でも執行猶予付きの懲役刑を言い渡された。
今月18日、ソウル中央地方裁判所・刑事9-3部(チョン・ヘウォン、チェ・ボウォン、リュ・チャンソン部長裁判官)は、覚醒剤類管理法違反(大麻)の疑いで起訴された30代のYouTubeクリエイターであるAの控訴審で、双方の控訴をすべて棄却し、1審と同様に懲役8ヶ月・執行猶予2年を言い渡した。
裁判所は「被告人は犯行を認めており、初犯という事情があるが、覚醒剤類犯罪は厳罰の必要性が大きく、被告人が出席要求に応じず逃亡した点などを考慮して、原審が定めた刑は妥当だ」と述べた。
先に1審裁判所はAに懲役8ヶ月・執行猶予2年を言い渡し、薬物治療講義40時間の受講と30万ウォン(約3万2,070円)の追徴も命じた。当時、裁判所は「被告人はユ・アインらと共謀して3回覚醒剤を吸引した事実が認められる」とし、「使用場所・経緯、出席不応後に出国した点などを見ると、警戒心と法令意識が不足していた」と指摘した。ただし「すべての疑いを認め、反省しており、使用回数も多くない点を考慮した」と説明した。
Aは2023年1月にアメリカ旅行中にユ・アインなどの知人と何度も覚醒剤を使用していた疑いを受けている。彼はユ・アインの常習的な覚醒剤使用の疑いに対する警察の捜査が始まると、2023年4月にフランスに出国し、約1年7ヶ月間逃亡生活を続けていたことが知られている。
その後Aは自ら帰国し、昨年10月に逮捕された。裁判所は「逃亡の恐れがある」として同月31日に拘束令状を発付した。
一方ユ・アインは2020年9月から2023年3月までプロポフォールを181回使用し、2021年5月から2022年8月まで他人名義で睡眠薬を不法に処方・購入した疑いなどで、昨年7月に最高裁で懲役1年・執行猶予2年の判決が確定された。