
歌手チョン・ソミ(24)がローンチしたビューティーブランドGLYF側が、赤十字ロゴを無断使用し、謝罪した。
GLYF側は6日、公式SNSアカウントで「(イベント商品の)『感情応急処方キット』を視覚的に表現する過程で、大韓赤十字社の象徴と類似して認識される要素が含まれるミスを犯した」と明かした。
さらに「赤十字の包装が持つ歴史的、人道的意味と法的保護の重要性を十分に認識しないまま制作が行われた」と言い、「関連コンテンツの使用を中止し、再発防止措置を進めている。心からお詫びする」と述べた。
GLYFはチョン・ソミが昨年4月にローンチしたビューティーブランドだ。チョン・ソミが製品開発、パッケージデザイン、公式サイト開設など全過程に直接関わり、力を入れてきたとされる。
先にGLYFは新製品のプロモーションのためのスペシャルPRキットを制作し、5名に贈呈すると発表。このキットは救急箱のように白い背景に赤い十字(+)マークがあり、赤十字ロゴと類似しているとの指摘が出た。
赤十字の標章は戦争や災害時の人道的救助活動を象徴する重要なシンボルで、大韓赤十字社組織法により商業的使用が厳しく禁止されている。許可なく赤十字の標章を使用した場合、1,000万ウォン(約105万7,200円)以下の罰金または500万ウォン(約52万8,600円)以下の過料が科される。商標侵害罪が適用される場合、最大7年以下の懲役または1億ウォン(約1,052万1,996円)以下の罰金に処せられる可能性がある。
一方、昨年7月にはi-dleも赤十字の標章が描かれた人命救助隊の衣装でステージに立ち、物議を醸した。これに対し所属事務所CUBEエンターテインメントは「問題があった点を認識し、大韓赤十字社と連絡を取り謝罪後、再発防止および後続措置の協議中」と謝罪した。その後、メンバーらが水害復旧支援のための寄付金を大韓赤十字社に渡し、騒動は収束した。