
アメリカのある女性がトイレを使って「イースターエッグ」を染める動画を投稿し、批判の的となった。アメリカでは復活祭の日、卵に色を塗ったり絵を描いたりする習慣がある。
今月13日(現地時間)海外メディア「ニューヨーク・ポスト」によると、アメリカ・ミネソタ州在住のケイト・ハインツェルマン氏は自身のSNSに復活祭を前にトイレで卵を染める過程を撮影した動画を投稿した。
動画でハインツェルマン氏は卵24個をトイレの中に全て入れ、色素を振りかけ、重曹を入れた後、酢約3.8リットルを注いだ。すると、卵は色とりどりの模様に染まっていった。
彼女は「卵を本当にきれいに染めたかったが、最初に酢と重曹で試したところ、キッチンカウンターに爆発するように飛び散ってカウンターが赤く染まってしまった」と述べ、「だから『トイレでやろう』と思った。トイレは汚れても気にしなくていいから」と説明した。
しかし、この動画はすぐに衛生面で大きな懸念を呼び起こし、ネットユーザーから激しい非難を浴びることとなった。
動画を見たネットユーザーは「あなたのせいで誰かが食中毒になるかもしれない」、「こんな人がいるからパーティーの料理は食べられない」、「あなたのせいで新しいウイルスが生まれるかもしれない」などの批判コメントを投稿した。
これに対し、ハインツェルマン氏は「イースターエッグを人々が食べるとは思わなかった」とし、「私たちの家族は一度もそれを食べたことがない。ただ飾り用に作ってカウンターに置いておくだけだった」と釈明した。
今年の復活祭は4月20日である。アメリカでは復活祭を迎えて卵を染める習慣があり、これは新しい生命と復活を象徴している。一般的に家庭では食用色素を使って卵を染めた後、飾り用に使用したり、ゆで卵にして後で食べたりすることもある。
しかし、アメリカでは鳥インフルエンザなどの影響で最近1年間で卵の価格が急騰したため、卵の代わりに他の食品で復活祭の雰囲気を楽しむ人も増えている。先月時点でアメリカの卵12個の平均小売価格は約5.90ドル(約844円)である。2022年に鳥インフルエンザが発生して以来、1億6000万羽以上の鶏が殺処分された。
最近のSNSでは丸い形のマシュマロを染めてひよこ型にしたり、ジャガイモや石などでイースターエッグを作る動画も投稿されている。