写真提供=ソ・ギョンドク誠信女子大学教授/「豆瓣 / douban」 |
[ファイナンシャルニュース]日本を含むグローバルで大ヒット中の韓国ドラマ『涙の女王』について、中国での「違法動画」視聴が問題となっている。
23日、徐坰徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大学教授は、中国のコンテンツレビューサイト「豆瓣 / douban」に『涙の女王』のレビューページが登録され、現在、46,000件以上のレビューが投稿されていると口火をきった。
徐坰徳教授は「(韓国で今年初の累計観客数1,000万人を達成した大ヒット映画)『破墓(パミョ)』の場合もそうだったが、中国国内で韓国コンテンツの違法動画を視聴することはすでに日常化していて、恥ずべき行為であるという認識すらないというのは驚くべきことだ」と指摘した。さらに「今こそ中国当局が積極的に対応すべきである」と強調した。
先んじて、中国当局は2022年北京冬季オリンピックの際、マスコットである「ビンドゥンドゥン」が違法に流通されるのを防ぐため、国民に対し厳しい取り締まりを行った。
そのため、徐坰徳教授は「中国当局が違法動画の視聴について知らないということはないだろう。認識しながらもこれまで韓国コンテンツの違法動画アップロード、そして視聴を見て見ぬふりしてきたのだ」とし、「今後は他国の文化を尊重し、国民の違法行為に対する取り締まりを強化すべきだ」と話した。
さらに、「韓国側も良質なコンテンツを作るだけでなく、創出したコンテンツが世界各地で保護されるようなシステムを構築することにも注力することが必要だ」と助言した。