リーグ・オブ・レジェンド(LoL)ワールド・チャンピオンシップで所属チームのT1を率い、世界初の5度目の優勝を達成し、MVPも獲得した「LoLの伝説」Faker(イ・サンヒョク)の卓越した資産運用が再び注目を集めている。
6日、韓国の不動産会社アルスクエアと業界関係者によると、Fakerは2020年7月、法人名義でソウル江西(カンソ)区、禾谷(ファゴク)洞にある「Fakerタワー」を約113億ウォンで購入した。このビルは坪当たり約6100万ウォンの価格で、購入時には約85億ウォンの融資を受けたと見られている。
1997年に完成したこのビルは、第3種一般住居地域に位置しながらも、容積率が396%に達しており、法定上限の250%を超える利益を得ていると分析されている。
2019年7月に同じ地域の建物が坪当たり6600万ウォンで取引されたことを踏まえると、Fakerタワーは比較的安価に購入したと考えられる。さらに、Fakerタワーは禾谷(ファゴク)駅に近く、容積率の利点も大きいため、優れた物件だと言える。
地下2階から地上9階のこの建物は、地下鉄5号線禾谷(ファゴク)駅のすぐ隣に位置しており、人通りが多く商業的な価値が高い場所だと評価されている。
アルスクエアは「Fakerが購入した物件は、同じ地域での取引価格よりも安価であり、立地や条件を考慮しても非常に良い投資であった」と説明している。
また、Fakerが以前住んでいた家も話題になっている。現在Fakerは父親が直接設計した住宅に住んでいるが、過去にはソウル市江西(カンソ)区の江西ヒルステートに住んでいたとされる。
2014年に完成した江西ヒルステートは、総戸数2603戸の大規模マンションで、59〜152平方メートルの間取りが揃い、最小サイズでも10億ウォン以上の価格がついている。
さらに、Fakerが所属するT1は、11月3日(現地時間)、英国ロンドンのO2アリーナで開催された2024年LoLワールド・チャンピオンシップ決勝戦で、中国のBilibili Gaming(BLG)をセットスコア3-2で優勝を果たした。この結果、T1とFakerはLoL eスポーツ史上初のワールド・チャンピオンシップ通算5回目の優勝を達成した。また、Fakerは2016年以来8年ぶりに決勝戦MVPに選ばれた。