2024年 11月 21日 (木曜日)
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アマゾン部族、インターネット普及で予期せぬ問題に直面

アマゾンのある部族が、インターネットの普及後、ポルノ、ゲーム依存症などの問題で頭を悩ませている。 現地時間の2日前、米国ニューヨークポストによると、アマゾンのマルボ族は「スターリンク」のおかげで昨年9月からインターネットを利用することができるようになった。スターリンクはSpaceXの低軌道衛星間光通信ネットワークシステム事業で、低軌道に1万2000台以上の衛星を打ち上げ、全世界にインターネットを提供している。 彼らは地理的に孤立して生活しており、自分たちだけの生活様式を守ってきた。しかし、インターネットが普及した後、大きな変化を迎えた。遠くにいる人々とビデオチャットをすることもあり、緊急の状況で助けを求めることもあった。 ここに予想外の問題も発生した。部族のメンバー間の会話が途絶え始め、一日中インターネットを使って仕事に行かないなど、部族のリーダー、エノック・マルボは「全員がインターネットに接続されているため、時々家族とも話さない」とし、「人々が携帯電話にばかり張り付いて、狩猟や農作物の栽培もしない」と語った。 また、部族の一部のメンバーはインターネットを通じてポルノや暴力的なゲームなどに触れ、これを共有し、依存症のような症状がが起きた。成人だけでなく未成年者も不健全なコンテンツにアクセスできるようになり、問題はさらに深刻化した。 エノックは「ポルノが最も心配だ」とし、「若い男性たちがグループチャットで露骨な動画を共有している」と語った。さらに、「彼らがもしかしたらそれを真似するのではないかと心配だ」とし、「一部の人々が攻撃的・性的な行動をとっているのを目撃したという話も聞いた」と吐露した。 ついには、部族の長老たちはメンバーのインターネット使用を制限することを決定した。朝は2時間、夕方は5時間だけ使用可能とし、日曜日は一日中インターネットを使用することができない。しかし、インターネットの普及による様々な利点を考慮し、完全にインターネットを切断するつもりはないとのことだ。エノックは「長老たちも『インターネットをなくさないでほしい』と頼んだ」とし、「インターネットは私たちにとって害よりもはるかに大きな利益をもたらすだろう」と明かした。