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乗り心地と安全性を両立!現代自動車GV70改良モデル、AIが路面状況に応じて自動調整
雪道で車が自動的にスピードを下げる。正常車道に戻ると、10秒以内に正常な運転モードに戻る。復帰後、正常道路であったとしても、自ら危険があると判断した場合、元の雪道モードを維持する。運転手は「オートテレイン・モード」をオンにするだけで良い。
韓国の大手自動車メーカー現代自動車は13日、このような機能を含む、GV70部分改良モデルの発売を発表した。現代自動車の関係者は「新モデルは、優雅さとダイナミズムが共存する既存の枠組みを維持しつつ、ディテールを変更した」とし、「快適な乗り心地と低重心設計を活用して、安定かつダイナミックなハンドリング性能など、運転における諸機能を一層改善させた」と説明した。
デザインと乗り心地...「二足の草鞋」
現代自動車が今回の開発で重視した部分は、△精緻なデザインの完成 △先進技術の適用等、主に2つである。これに消費者の声を反映して商品性をより高めたというのが、現代自動車の説明である。チェ・ジョンフン主任研究員は「例えば、消費者より高評価を得た外観デザインには、マイクロレンズアレイ(MLA)ヘッドランプを始めとする新しいディテールを追加して新鮮な感覚を加えた」とし、「内装は既存の楕円形デザインの基調を継続しながら、27インチ一体型ディスプレイやムードランプなどを適用し高級感を強化した」と述べた。
現代自動車は人工知能を活用し、自動(オート)モードで路面状況に合わせた運転モードを自動的に選択するオートテレイン・モードを新たに追加した。既存のモデルでは、運転者が手動でテレインモードを選択する必要があったが、これを一段階向上させたものだ。オートテレイン・モードは、人工知能を通じて既に学習したホイール駆動速度や縦加速度、エンジン回転数などを複合的に分析し、路面状況を判断するサービスだ。
ウィ・ギョンス主任研究員は「ここで算出した結果に基づいて、一般道路、雪道、泥道、砂道などを区別し、車体姿勢制御装置(ESC)、電子式限差装置(E-LSD)などを最適な状態で駆動する」とし、「自社基準で実験した結果、路面判断の精度は99%に達する」と強調した。
現代自動車は、この機能に加速度センサーを使用し、下り坂走行時の安定性も強化した。例えば、下り坂の路面が泥道であると判断した場合、自動的に運転モードを「泥道モード」に変更し、運転中に正常な路面に変わっても、安全のために運転モードを維持するというものだ。ウィ研究員は「今回のGV70は石畳と砂利道も区別可能であり、これ以外にも、実際の運転中に出会う可能性のある様々な路面に対応するための研究を進めており、天候や外部温度などのリアルタイムデータを連携してより安定した駆動性能を提供する予定だ」と述べた。
主要部品の交換・新技術の適用
また、乗り心地の改善のために主要な部品も交換している。現代自動車によると、これにより、オフロード走行時に発生する振動が約40%(後部座席基準)減少し、スピードバンプを超えた直後に発生する残振動も大幅に減少した。
また、「高速道路車体動作制御(HBC)技術」など、前方車両が突然割り込んだ場合の安定感を高める技術や、高速走行中に横から吹く横風により車体が揺れないようにする「横風安定性制御技術」なども新モデルに搭載されている。
現代自動車の関係者は「今後も消費者のニーズを貫く革新的な変化を達成するために尽力する」とし、「ブランドアイデンティティを強化する方向で進化を重ねる予定だ」と述べた。