2024年 11月 22日 (金曜日)
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世界初…「H5N2型」鳥インフルエンザのヒトへの感染、死亡例をWHOが発表

世界保健機関(WHO)は現在報告が相次いでいる「H5N2型」鳥インフルエンザの世界初のヒトへの感染例であり、最初の死亡者が発生したことを5日(現地時間)発表した。 複数の海外メディアによると、WHOはメキシコの59歳の患者が「H5N2型」鳥インフルエンザに感染し死亡したと発表した。 現時点で性別は明らかにされていないが、該当の患者は家禽類や動物との接触歴はなかったという。 今年4月に発熱や息切れ、下痢、吐き気、全身の不快感などを訴えて、病院に入院した後、死亡した。 メキシコの保健当局が患者から採取したサンプルを詳しく分析し、WHOに報告した後、世界で初めて「H5N2型」鳥インフルエンザに感染し死亡したと発表された。 「H5N2型」鳥インフルエンザがヒトから検出されたこと自体、今回が初めてだ。 メキシコでは3月に中西部のミチョアカン州で家禽から「H5N2型」鳥インフルエンザが検出されたと報告されていたが、その時点では遠方の商業農場や人へのリスクはないと説明されており、今回の件との因果関係は不明である。 国境を接するアメリカでは、現在「H5N1型」鳥インフルエンザの被害が拡大しているといわれている。 「H5N1型」鳥インフルエンザに感染した乳牛と接触して「ヒト」に感染した事例も数件発生している。 WHOは、鳥インフルエンザが新型コロナウイルス感染症のように広範囲に影響を及ぼすことはないと話している。 WHOは「H5N2型」鳥インフルエンザによる公衆衛生上のリスクも「低い」と評価した。 一方、「H5N1型」鳥インフルエンザに関しては2003年以降、アジアやアフリカなどを中心に800人以上に確認され、460人余りが死亡している。