飲酒運転および無免許運転の疑いで調査を受けるため検察庁に行く道中も無免許でバイクを運転していた70代に実刑判決が言い渡された。
19日、韓国の法務界によると、春川地裁原州支部刑事1単独のキム・ドヒョン部長判事が、道路交通法違反(飲酒運転・無免許運転)の疑いで拘束起訴されたA(70歳)に対し、懲役8ヶ月および罰金30万ウォン(約35,000円)を言い渡したことが明らかになった。
実刑が確定されたAは、昨年1月29日午後5時頃、原州にある自宅から4.3㎞の距離を、原動機付自転車免許がない状態でバイクを運転した疑いで裁判にかけられた。
しかも、彼は同日午後9時43分頃、血中アルコール濃度0.179%の酩酊状態で50mあまりの距離を運転した疑いもある。
起訴状によると、上記二つの疑いで検察の調査を受けることになったAは、昨年3月14日、原州にある自宅から春川地方検察庁原州支庁前の道路まで4.2㎞(約2.61マイル)の距離をまた無免許状態でバイクを走らせた疑いが加えられた。
裁判の過程でAは、バイクの飲酒運転および無免許運転で、2006年から2018年まで合計6回の処罰を受けてきたことが明らかになった。
調査によると、Aは2018年8月、飲酒運転で懲役6ヶ月の実刑を言い渡され、昨年6月には電子装置取り付け等に関する法律違反の罪で懲役4ヶ月を言い渡され、刑務所で服役した後、同年10月に出所した。
裁判部は、「飲酒運転および無免許運転で検察の調査を受けに来る道中までも無免許運転をした点等を考慮し実刑判決が避けられない」と判決の理由を説明した。
Aはこれに納得せず不服申し立てをし、裁判所に控訴状を提出した。