Disney+により配信の予定であったオリジナルシリーズ『ノックオフ』の撮影および公開が無期限で延期された。主演俳優であるキム・スヒョンの私生活を巡る騒動が影響している。
今月23日、海外メディア「SPOTV NEWS」の報道によると、『ノックオフ』の制作会社は最近、出演俳優とスタッフに撮影を無期限に延期することを正式に伝えた。これに伴い、公開スケジュールも無期限に延期となった。
これは、故キム・セロンの遺族がキム・スヒョンに対して未成年者との交際疑惑や債務返済圧力の疑惑を提起したことを受けの措置である。
これに対しキム・スヒョンは3月31日に記者会見を開き、これらの疑惑を全面否定した。同時に遺族側に対し120億ウォン(約11億9,676万8,724円)規模の損害賠償請求訴訟を起こし、強硬な姿勢を示した。
しかし、記者会見では具体的な証拠を提示するよりも捜査機関と裁判を通じて真実を明らかにすべきだとの立場を示し続けた。『ノックオフ』の制作会社も関連する司法手続きの推移を見守る方針を固めたとみられる。
『ノックオフ』は総製作費600億ウォン(約59億8,384万3,622円)を投じた大作だ。キム・スヒョンの出演料は約90億ウォン(約8億9,757万6,543円)で、製作費の約15%を占めるとされる。制作スタッフの内部では今後の制作遅延に伴う違約金の問題も議論されているという。
『ノックオフ』は1997年の韓国の通貨危機を背景に、人生が一変した男が世界的な模倣品市場の帝王へと成長する様子を描いたブラックコメディ犯罪ドラマだ。キム・スヒョンの他、女優チョ・ボア、俳優ユ・ジェミョン、女優クォン・ナラらの出演が予定されていた。
