
英国のテムズ川に沈んでいたiPadが5年ぶりに発見され、未解決殺人事件を解決する決定的証拠となった。
26日(現地時間)、米ワシントン・ポストなどによると、英国警察はテムズ川で見つかったiPadを手がかりに、殺人未遂容疑で男3人を逮捕した。
このiPadは昨年11月、ロンドン海洋警察が2019年7月に起きた銃撃事件に関連する物品を探すため河岸を捜索中に発見された。
2019年7月11日の銃撃事件で、容疑者3人は被害者宅に侵入し、被害者は彼らの発砲で命を落とした。
テムズ川に5年以上沈んでいたこのiPadは、事件の容疑者の1人が使用していたもので、その電話番号とSIMカードがiPadに接続されたままだった。
警察はSIMカードを取り出し、iPadの通話記録、監視カメラの映像、ナンバープレート認識技術の情報を活用し、容疑者が被害者の車にGPS追跡装置を取り付けたことを立証した。
この事件は、容疑者らが数週間にわたり被害者を追跡・監視した末に発生し、その過程で容疑者のiPadが使用されたとされる。
容疑者らは容疑を否認したが、テムズ川に捨てられていたiPadが決定的な証拠となり、最終的に有罪判決を受けた。
ロンドン警察は「5年以上テムズ川の泥に埋もれていたiPadが、3人の男に有罪判決をもたらす重要な証拠となった」と述べた。