韓国・仁川(インチョン)の歯科医院で男性歯科衛生士が、女性の患者を不法撮影したという通報があり、警察が捜査に乗り出した。
9日、仁川南洞(ナムドン)警察署は性暴力犯罪の処罰などに関する特例法上のカメラ等利用撮影の容疑で20代歯科衛生士Aを調査していることを明らかにした。
Aは先月6日午後2時35分頃、南洞区にある歯科医院のX線撮影室で20代の女性B氏の身体を盗撮した疑いがかけられている。
警察に通報したB氏は「親知らずを抜くために歯科医院に行き、X線とCT(コンピュータ断層撮影)を撮っていたところ、Aに目を閉じるように言われた」とし、「足元で何か変な感じがしたので目を開けてみると、Aが携帯電話で動画を撮影していた」と主張した。
彼女は「すぐに警察に通報し、警察官と一緒にAの携帯電話を確認したところ、不法撮影された他の女性被害者たちの動画や写真もたくさん出てきた」と補足した。
通報を受け出動した警察はAを警察署まで任意同行させたが、事実関係はまだ確認されていないという。
警察はB氏に対して具体的な被害状況を調査し、Aに事実関係について再度確認する予定だ。
警察関係者は「事前調査(内査)を行っている段階」とし、「現場でAの携帯電話を押収し、分析している」と述べた。
一方、Aが勤務していた歯科医院は彼を解雇処分にしたと伝えた。