
韓国のトロット歌手のスクヘンが「不倫相手の疑惑」により芸能活動を一時中断している中、自身も被害者であることを主張し法的対応に乗り出した。これにより当初予定されていた判決宣告も延期されたという。
今月11日、芸能界など関連業界によると、スクヘンは自身を相手に提起された不倫相手慰謝料請求訴訟の判決宣告を前に最近、最高裁に訴訟委任状を提出した。昨年9月に訴状が受理された後、特別な対応をしなかったため無弁論判決が下される予定だったが、遅れて法的手続きを踏むことになり、今月15日に設定されていた宣告期日は取り消されたという。
この訴訟はスクヘンと不倫疑惑が浮上した既婚男性Aの配偶者Bが起こしたもので、請求金額は1億ウォン(約1,078万6,555円)に達するという。
これに関連してスクヘン側は「婚姻関係がすでに破綻に至ったというAの言葉を信じて交際を始めた」とし、「妻との離婚が和解されたものではないことを知った後、交際を中断した」と反論した。Aも「離婚を前提に別居していた中、スクヘンと交際することになった。スクヘンの立場では理不尽に感じるかもしれない」との立場を示したという。
法曹界の見解も示された。キム・ガンホ弁護士は今月9日、YTNラジオ『イ・ウォンファ弁護士の事件Xファイル』で「最高裁はまだ離婚していないが実質的に夫婦共同での生活が破綻し回復できない程度の状態に至った場合、第3者が夫婦の一方と性的行為を行ってもこれを夫婦共同の生活を侵害したり維持を妨げる行為とは言えず、それによって配偶者の夫婦共同生活に関する権利が侵害される損害が生じるとも言えないため、不法行為が成立すると見るのは難しいと判示している」と説明した。
続けてキム弁護士は「すでに協議離婚の申告が受理されていたのか、別居が長期間行われていたのか、周りの知人や家族にも離婚事実が公開されていたのかといった具体的な状況を確認する」と伝えた。ただし「逆に、法的に婚姻関係がそのまま維持されており、配偶者と依然として家族行事や日常を共にしていた場合、『すぐに離婚すると言われたから信じていた』という主張は責任を回避するには不十分だと判断されることが多い」と付け加えた。