
お笑いタレントで女優のパク・ボミが、2年前に息子を亡くした当時を振り返り、涙を流した。
28日に放送されたTV CHOSUNの番組『私たちの赤ちゃんがまた生まれました』では、第2子となる娘を出産するパク・ボミの姿が公開された。
パク・ボミは2020年、サッカー選手のパク・ヨハンと結婚し、2022年2月に第1子の長男シモン君を出産した。2023年5月には「シモンが突然の熱性痙攣で心停止になった。祈りの力が必要だ」と訴えていたが、最終的に息子を見送ることになった。
番組の中でパク・ボミは「私たちはシモンの話をするのが好き。むしろたくさん話したい。あのときはつらくて悲しかったけど、シモンは自慢の息子」と語った。
突然の死因については「病院でも明らかにできなかった」と明かした。続けて「できる限りの処置はしたと言われた。熱性痙攣でもなく、原因が分からなかった。前日まで友達と遊んで、よく食べて、とても元気だった。でも夜中に熱が出た。夫はそのとき南海(ナムヘ)の大会に行っていた」と当時を振り返った。
パク・ボミは「赤ちゃんの発熱はよくあることだと思い、解熱剤を飲ませたら熱が下がった。でも朝になって顔が真っ赤にほてって、普段泣かない子が激しく泣いた。もう待てないと思って、知人に車で送ってもらった」と説明した。
そして「車に乗っている途中、腕の中で突然体が硬直し、そのままぐったりした。急いで救急室に運び、夫と母に『シモンが死んだかもしれない、目を覚まさない』と電話した。夫は試合開始2分前だったけど、驚いてすぐに戻ってきた」と涙ながらに語った。
シモンを救うために医療スタッフが懸命な蘇生を試みたが、心臓は40分もの間止まっていたという。
パク・ボミは「心臓は再び動いたけれど、心肺停止の時間が長かったため検査が必要だと言われた。脳には全く反応がなかった。集中治療室で1週間を過ごした。シモンはきっと、ママとパパに最後のあいさつをするために心臓を動かしてくれたんだと思う」と語り、悲しみをにじませた。
パク・ボミは2014年にKBS第29期公開採用お笑い芸人としてデビューし、2017年に女優へ転身した。『力の強い女ト・ボンスン』『ミスター・サンシャイン』『コッパダン~恋する仲人~』などの作品に出演し、キャリアを積んでいる。


