
女優キム・ヨンオク(88歳)が、過去に親友に騙された経験があることを明かした。
キム・ヨンオクは、10月14日、YouTubeチャンネル「知識インサイド」の「ソ・ギョンソクの人生授業」で、人生を通じて得た哲学について語る中、「詐欺」に関する質問を受けた。
司会のソ・ギョンソクは「多くの人が他人に騙され、詐欺被害に遭う。特に芸能界の人々はその被害に遭いやすい」と指摘し、キム・ヨンオクに同様の経験があるか尋ねた。
キム・ヨンオクは「私にも、突然お金を貸してほしいという申し出をしてくる人がいる」と述べ、「かつて親しかった同級生に、私の財産のほとんどを渡してしまった。その時、大きな教訓を得た」と、親友に騙された経験を語った。
「最も信頼していた相手にそんな目に遭うとは」と苦々しく振り返ったキム・ヨンオクは、それ以来、子供たちにも「お金は自分が支払える範囲内で使うべきであり、無理に使って自分が貧しくなってしまうと、結局は人もお金も失うことになる」と教えていると付け加えた。
さらに、「私はお金のやり取りは一切しない」と強調し、「軽はずみな策略を弄する人を見ると、嫌気がさす」と述べ、「良い人とは、変わらない人である」と強調した。
また、人生では幸福も不幸も永続しないと述べ、「不幸な出来事は心の奥にしまい込み、直面する問題を解決しながら適応していくべきだ」と助言した上で、「90年近く生きた身としては恐ろしく感じる。最期の日が来ても後悔なく旅立ちたい」と語った。