
ADORがグループ「NewJeans」のダニエルに契約解除を通知し、損害賠償請求などの法的手続きに入る予定だ。
今月30日、海外メディア「YTN」の報道によると、ADORはダニエルを相手に契約違反に対する罰金とこれまでの所属事務所の被害補償を要求する訴状を先日、ソウル中央地方裁判所・民事合議第41部に提出したという。
ADOR側は「今後法的手続きが進行する予定なので具体的に言うことは難しいが、この専属契約と抵触する新たな契約を結んだり、独自の芸能活動を行うなど、当社及びNewJeansの名誉や信用を毀損するなど専属契約違反行為が発生し、是正を要求したが期限内に是正が行われなかったため解除を通知した」と伝えた。
続けて「具体的な損害賠償額を公開することはできないが、違約金は専属契約ですでに定められている算式に従う予定だ」と述べた。
ADORとダニエルの専属契約は2029年7月までで約4年半以上残っている状態だ。ミン・ヒジン元ADOR代表がHYBEを相手に提起した議決権行使禁止仮処分裁判で公開されたところによると、NewJeansメンバーがADORと契約を解除した場合、予想される違約金は4,500億~6,200億ウォン(約488億5,516万733円〜約673億1,155万4,788円)だ。したがって、メンバー1人当たりの違約金を単純計算すると、ダニエルが負担しなければならない違約金は900億ウォン〜1,240億ウォン(約97億7,103万2,146円〜約134億6,231万957円)に達するという推定が出ている。
ADORはダニエルだけでなく、ダニエルの家族1人とミン元代表に対しても法的責任を問う立場だ。
ADORは「今回の紛争状況を引き起こし、NewJeansの離脱と復帰遅延に重大な責任があるダニエルの家族1人とミン元代表に対しては法的責任を問う予定だ」と述べた。「ダニエルの家族1人」はダニエルの母親であることが知られている。
これまでNewJeansメンバーはHYBEと対立していたミン元代表が解任されると、昨年11月ADORの専属契約違反を主張し契約解除を宣言し、同年12月に専属契約有効確認訴訟を提起した。
今年10月、ソウル中央地方裁判所・民事合議第41部は1審で「ADORとNewJeansが2022年4月21日に締結した各専属契約は有効である」と判決した。その後、ヘリンとヘインはADORに復帰した。
その後約1か月半ぶりにハニの復帰とダニエルの専属契約解除の知らせが伝えられた。ミンジはまだ確定していない。
ADORは「ミンジも当社と話し合いをしており、相互の理解を深めるための議論を継続的に続けている」と伝えた。
ミンジまで合流すればNewJeansは5人ではなく4人体制復帰の方向に進むことになる見込みだ。