
ドラマ『捜査班長 1958』、『龍の涙』などで多彩な演技を見せた俳優パク・サンジョが、肺がん闘病の末に逝去した事実が後日明らかになった。享年80歳。
遺族側によると、故人は10月4日午後2時頃、京畿道高陽市一山(キョンギ道コヤン市イルサン)の病院で治療を受けている最中に息を引き取った。昨年8月に肺がん末期と診断され、抗がん治療を続けていたが、今年9月から病状が急激に悪化したという。
1945年生まれのパク・サンジョは中央(チュンアン)大学演劇映画科を卒業。その後1969年にMBC公募タレント1期としてデビューし、俳優活動を開始した。ドラマ『田園日記』、『朝鮮王朝五百年』、『砂時計』、『龍の涙』、『太祖王建』、『クッキ〜菊熙』、『六人兄弟』、『太宗イ・バンウォン』など、多数の作品に出演した。
特に『捜査班長 1958』では様々な事件の犯人役で登場し強烈な印象を残し、『太祖王建』ではウンブ将軍役を演じ存在感を示した。
1988年にはMBCタレント室の会長を務めた。2012年には「韓国社会を輝かせた人々」大韓民国忠孝大賞放送演技部門の功労が認められ、「2012年放送演技発展功労大賞」を受賞した。