記録的な猛暑により世界各地が苦しむ中、米ワシントンの小学校に設置されたエイブラハム・リンカーン前大統領の蝋人形がアイスクリームのように溶けてしまった。
現地時間の24日、米ワシントンポスト(WP)によると、昨年2月ワシントンDCのギャリソン小学校の校庭に設置された高さ6フィート(約1.8m)のリンカーンの蝋人形が溶けてしまったという。数日間、35度前後の高い気温が続いたことが原因だとした。
最近、米国北東部と中西部地域では、ヒートドーム現象による記録的な猛暑が続いている。特に、緯度が比較的高く、緑地が多いワシントンDCを含む米国北東部地域は、これまで厳しい暑さに苦しむ経験は比較的に少なかった。しかし、今年は気温が急上昇し、地元住民が苦しんでいると伝えられている。
ニューハンプシャー州のマンチェスターなど米国北東部の一部地域では、気温が例年より15度ほど上がったこともあった。米気象局(NWS)は、全米で約1500万人が猛暑警報、9000万人が猛暑注意報の影響を受けており、熱中症患者も増えていると明らかにした。
米国だけでなく、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアなど世界各地でも記録的な猛暑で苦しんでいる。猛暑による被害はもちろん、一部地域では洪水や雹(ひょう)などの異常気象も報告されている。
このような猛暑や洪水、山火事などの各種異常気象は、温室効果ガスの排出増加による地球温暖化と強い関連性があると分析されていると、米国のインターネットメディアAxiosが報じた。